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LPGマーケットレポート

No.180

2018年1月29日 発行

株式会社ジャパンガスエナジー

*本レポート内容は、弊社供給部の発行日現在の見解を記載したものです。

1.海外LPG市況概観 

 2月CPは1月31日(水)に発表予定となっています。これに先立ち恒例のターム契約者に対する適正CPヒアリングの第一回目が1月25日(木)に行われました。プロパン$515/㌧~$530/㌧、ブタン$495/㌧~$515/㌧程度の幅で回答が寄せられています。前日までの先物マーケットを反映した回答となっていますが、2月後半着の現物カーゴについてはまだ売り物を抱えるセラーが複数いると考えられること。また買い気も見られるものの冬場需要のピークを過ぎる3月に向け、先物価格がバックワーデーション(期近高・期先安)の構成となっており手当てを先延ばしにする動きなどから、2月CP先物価格は徐々に値を削り直近はプロパンで$515/㌧前後での取引となっています。明日1月30日(火)に第二回目のヒアリングを行い翌31日(水)に発表の運びとなりますが、残された営業日も少なくここから急騰して決定される可能性は低いものと考えられます。またブタンについても引き続きインドなどブタン需要国からの引合いが少なくプロパン対比で割引での決定が見込まれます。

 2月CP先物市況については、1月CPが$590/㌧で決定された直後は$580/㌧程度で取引が開始されましたが、堅調な原油市況や現物カーゴへの買い気が見られる一方で、先物は売り込まれる局面が多く直近は$515/㌧程度まで低迷しています。冬場にも関わらずAL原油対比でもついに昨年7月CP以来の100%割れ、足元は90%も切る水準にまで弱含んでいます。今冬は例年になく強い寒気に見舞われているアジア地区ですが中国・インドは手前の供給手当の大方を済ませており、インドは高在庫であるとも目されスポット購入への動きは見られません。供給面も1月の米国積(多くは2月極東着)はキャンセルがほとんど見られなかったこと、また他にも2月中東積FOB玉を転売する動きなども見られたことなども市況下落の要因と考えられています。上述のとおり買い気は見られる一方で需要期明けとなってくる3月CP先物は2月CP先物対比で$8/㌧程度安い水準となっており、寒気により出荷好調な中、買手は極力購入を先延ばしにする傾向となっており、2月CPが決定後、3月CP・3月着カーゴへ取引の中心が移行した後は一転して価格上昇の可能性もあると思われます。

 フレートにつきましてはバルチック指数で$30/㌧近辺となっており、目立った傭船需要も見られないことから引き続き足元の水準程度で推移するものと考えられます。

①バルチック指数推移
②CP先物と北海ブレント原油市況
③プロパン先物市況(1月29日時点)

2.LPGマーケット指標 

LPG公式販売価格

LPG公式販売価格

CP推移

※AL比…アラビアンライトとの熱量等価比(%)

CP推移

CP推移グラフ

CP推移グラフ

LPGスポット市況・MB推移

LPGスポット市況・MB推移

直近1ヶ月の原油市況
(米ドル 1バレルあたり)

直近1ヶ月の原油市況

直近1ヶ月の船舶油市況
(米ドル 1トンあたり)

直近1ヶ月の船舶油市況

【JGEフレート】

  2017年10月  プロパン 5,600円/㌧   ブタン 4,900円/㌧

  2017年11月  プロパン 6,000円/㌧   ブタン 5,200円/㌧

  2017年12月  プロパン 6,100円/㌧   ブタン 5,300円/㌧

  2018年1月   プロパン 6,100円/㌧   ブタン 5,300円/㌧